愛媛大学第3内科
松山城東病院内科
1997 年 39 巻 8 号 p. 1406-1411
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症例は81歳女性.吐下血を主訴に来院.一般肝機能査に異常なく,脾腫大は認めなかった.内視鏡検査にて胃体部小彎にvascular ectasiaを,彎隆部には静脈瘤を認めた.腹部血管造影で腹腔動脈造影静脈相に脾腎短絡路を認め,左胃動脈造影ではvascular ectasiaと思われる部位に血管奇形を,また静脈相に噴門静脈叢及び左胃静脈を認めた.門脈圧亢進症を伴わず,脾腎短絡路を伴う限局性胃静脈瘤は稀であり,文献的考察を加え報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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