日本消化器内視鏡学会雑誌
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術前診断困難であった横行結腸放線菌症の1例
中島 健関屋 亮河野 文彰内野 広文篠原 立大宮崎 哲真土田 裕一椎葉 淳一松崎 泰憲鬼塚 敏男
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キーワード: 放線菌症, 横行結腸, 腹部腫
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2004 年 46 巻 8 号 p. 1483-1487

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抄録

症例は61歳男性.腹痛,腹部腫瘤を主訴に来院した.横行結腸右側に6cm大の腫瘤性病変を認め,大腸内視鏡検査での生検にて悪性リンパ腫疑いの診断のもと,横行結腸切除術と腹壁合併切除を施行した.術後の病理組織学的検索にて初めて放線菌症と診断された.本症は比較的稀な疾患で,術前の確定診断は困難である.しかし,様々な検査法を駆使することで診断率の向上を目指すことができるのではないかと考えられた.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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