化学工学
Print ISSN : 0375-9253
定圧炉過々程における圧縮性ケーク内の流動
白戸 紋平三分一 政男加藤 宏夫新垣 勉
著者情報
ジャーナル フリー

1967 年 31 巻 4 号 p. 359-364,a1

詳細
抄録

定圧炉過ゲーク内のsqueezing actionに基づく炉液および固体粒子の速度変化に着目して炉過機構を再検討し, 炉過の基礎微分方程式, 炉液流速分布式と粒子移動速度分布式ならびにその相関関係式, 平均炉過比抵抗の定義式ならびにRuthの比抵杭に乗ずべき補正項JRの理論式を導いた。JRの値は先に導かれた補正項Jに比べスラリー濃度の変化による影響が著しく, 特に濃耳スラリーの炉過ではケーク内炉液流速および固体粒子の移動速度分布を考慮する必要のあることを明らかにした。

著者関連情報
© (社)化学工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top