1972 年 36 巻 5 号 p. 551-556,a1
吸着破過曲線の理論解を活用し, シリカーアルミナへのCH4, C2H6, C2H4, C3H8, およびn-C4H10の吸着における粒子内拡散係数を求めた結果, 吸着速度に及ぼす表面拡散効果が極めて重要であることが考えられた。
表面拡散係数は大略10-4cm2/secとなり, 活性化エネルギーは吸着熱の1/3程度の値を示した。表面拡散機構についてhopping moleculesの挙動を仮定することにより表面拡散係数の説明を試みた。