京都桂病院耳鼻科 京都大学耳鼻科
1990 年 33 巻 2 号 p. 151-155
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トーンバースト刺激で誘発耳音響放射 (e-OAE) の潜時を測定した。 潜時の定義は一義的に決まらないので, 今回は自己相関関数の最初の極大を潜時の指標とした。 潜時は刺激音のレベル及び持続時間には依存しない傾向にあった。 刺激音の中心周波数が高くなる程潜時は短くなった。 同一刺激で各耳間の潜時のバラツキは大きく1kHzで, ±1SDが3mses程あった。 これらの結果についてその原因を考察した。 潜時の定義が一義的に決まらない理由や自己相関関数法の利点欠点なども考察した。
AUDIOLOGY
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